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[アプリ]あのフリーの3DCGスイートのBlenderをインストールしてみる
つらつらと画像掲示板を見てて上手だなあと思いながら眺めてたんだけど。
そしたらBlenderで作ったCGの掲示板だった。
画像掲示板 - Blender.jp
あのBlenderか、ひとしきり心がうずく。あいつか。
ちょっとBlenderで検索してみた。
ざっと作家さんを追ってみるとBlender自体はモデリングからレンダリングまでこなせるけど、使いやすさとかより高品位な出力求めて他のツールも併用してる人も多そう。
とりわけmetasequoiaってシェアウェアのモデリングツールが人気のよう。
無償版もあるらしく、後日機会があれば触ってみようかしら。
とまれ、今回はBlender。
大昔に触ったことあるんだけど元気よく投げ出した一品。
調べずに知ってた話だけすると、Blenderはその昔に"Not a Number社"が開発してて無償版と有償版があった。
確かラジオシティやNurb曲線が使える、使えないで分かれてたように記憶してる。
有償版も機能の割にそれほど高いものでもなく実質1万ぐらいじゃなかったかなあ、もちろん通貨は円じゃないけど。
日本生まれのShadeってソフトも廉価ではあったけど、3DCG用の総合ソフトは通常はべらぼうに高いソフトでそれは海外でも事情は同じ。
経営戦略もあったんだろうが、かなり無償版の振る舞いや有償版の値段を見るにユーザーへの愛を感じるものだった。
しかし、その会社が潰れた。
で、オープンソースで開発を継続したいけど版権を持ってる会社から買い取らなくてはいけない。
けど、お金がない。
それで、協会を設立して寄付を募って買い取ることができたんじゃなかったかな。
ここに至るまでものすごく活動してた人がいたと思うんだけど、そこまで詳しいことは知らない。
日本からも支援してる人はいたと思うけど、記憶じゃやっぱりヨーロッパの人がすごかった記憶がある。
そんな経緯を持ってたんじゃなかったかな。間違ってたらごめん。さて。
見た目は当時とそれほど変わってるわけじゃじゃなさそうだけど、何か微妙に操作体系が変わってるような。
3D画面のViewのSpritって交差線上で右クリックでポップアップじゃなかったっけ?
いかんね。全然、忘れてる。
■Blenderのインストール
ざっと見たところここが日本語ユーザーの総本山?かな。
Blender.jp
ここからリンクされてる安定版の2.46をダウンロード。
Download — blender.org
Windows用のインストラー版を使ったが、ファイルサイズが他のものよりえらい小さいので、Pythonは別にインストールするのかなと思ったらスクリプトが走るのでpythonも同梱されてるみたい。
Blenderは実行ファイルがある部分と、スクリプトなどの個人が手を入れる部分とが分離してて、Windowsだと、
カレントユーザー対象なら
"C:\Documents and Settings\(ユーザー名)\Application Data\Blender Foundation\Blender\.blender\scripts"
全てのユーザー対象なら
"C:\Documents and Settings\All users\Application Data\Blender Foundation\Blender\.blender\scripts"
になるのかな。俺はカレントユーザーにしたから全てのユーザーってのは勘だけど。
ここに追加スクリプトや日本語メッセージカタログを差し替えたりする。
■日本語メッセージカタログの差し替え
日本語化する方法
http://f11.aaa.livedoor.jp/~hige/index.php?%5B%5B%C6%FC%CB%DC%B8%EC%B2%BD%A4%B9%A4%EB%CA%FD%CB%A1%5D%5D
ここのメッセージカタログ240a20051222_blender.moをblender.moとリネームして
"C:\Documents and Settings\...Blender\.blender\locale\ja"に放り込む。
念のため、元ファイルはBlender.mo.orgとでもしておけばいいんじゃないか?
■Blenderでタブレットを快適に使うためのスクリプト
Blenderでタブレットを快適に使うためのスクリプト : lab1092
最近見かけないけど3ボタンマウスが前提(※1)なんだよねBlenderって。
スクロールマウスでも代用できるみたいだけど、タブレットだとわざわざマウスに手を伸ばしたりとかはアレなんでコレ。
ブログ通りに従えばいいんだけど一応書いておいてみる。
ファイルは探すの面倒なんでそこのブログの直URLをブラウザにたたき込んで落とした。
www.cowtoolsmedia.co.uk/TabletOverlay.zip
(WinXP + カレントユーザーのみの場合)
- "C:\Documents and Settings\(ユーザー名)\Application Data\Blender Foundation\Blender\.blender\scripts"以下にフォルダごとTabletOverlayフォルダごとぶち込む(pngファイル含む)。
- Blender上からHelp->Load Tablet Overlayをクリック
- View>Space Hander Scripts(※日本語カタログblender.moを使ってるときは視点->空間を扱うスクリプト)から、Draw:とIvent:の両方をクリック。
- アイコンが出てくるからクリックするなりドラッグするなりして使う。
※何故かViewの回転がし辛いね。Blender自体の仕様かな。何かオラオラ操作になってしまう。(※2)
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と、ここまで。防備録以外の何物でもないですな。
実は、その昔Blenderの英語マニュアルを取り寄せたことがあるのはナイショだ。
装丁がマガジン形式で耐性にかなり不安があったが、内容の密度はなかなか濃かった。
ただ、当たり前だが全部英語で、英語自体より使われてる用語がさっぱり分からなくて投げ出したけど。
emptyとかね、そんな用語がいっぱい出てきて読んでても分からんかったのよ。
BlenderのUI自体は昔見たことあるからさほど違和感なかったんけどGIMPもそうなんだが、ファイルブラウザだけは、Windows用じゃないと使いにくいことこの上ないね。
カレントドライブのルートから毎回、My Documentまで追っていくのがもう、それだけど辛い。
あと、gettextライブラリ使ってるみたいだけどアプリ内で日本語が使えるわけではなさそう。
何か大昔、Windows以降の過渡期に日本語名の使われたファイル見てすごく妙な気持ちになったことあるけど、今じゃおいらも平気で使ってますな。
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2008/08/15 追記
以下リファレンス(メニューバー下段を左クリック&ドラッグで下に引っ張ると出てくる)より。
(※1)3ButtonMouseEmutaltionが最初からONになってるので、右左両方クリックで代用可能。
ただしタブレットには不向きですな。上記スクリプトを利用の方がいいかも。
(※2)リファレンス(メニューバー下段を左クリック&ドラッグで下に引っ張ると出てくる)のView & Controls からView Rotation の項目をTrackBall から TurnTableに変えたら使いよくなった。
※じつは、手元のキーボードは Happy Haking Keyboard (通称HHK)というもので、テンキーとかない。
これもEmulationNumPadで数字キーを代用(もともとの機能はシーンの切り替えとかあるんだが)。
日本語メニューは再び英語メニューに戻した。英語リソースの比重が高いし、あっちを参照しても、
何指してるのか分からんかった。時々、日本語メニューを呼び出しては確認はしてるけど。